ナポレオンとニシン

日々雑感


皆さん こんにちはEnjoyseniorlifeのサムです。

今日は ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 からです。
今回の金言は「ナポレオンとニシンの話」です。
以下、本書より引用

  ナポレオンがヨーロッパを征服したときに、それぞれ征服した国の
  協力者に 「お前たちに褒美を取らせるから、何が欲しいか言ってみろ」と言った。
  フランス人は「ワイン畑とワイン工場が欲しい」
  ドイツ人は「麦畑とビール工場が欲しい」
  イタリア人は「小麦畑とおいしいパスタ工場が欲しいと申し出た。
  ところがユダヤ人は「ニシンを二匹だけ欲しい」と言った。
  その願いはすぐに叶えられ、ユダヤ人はニシンを貰って帰っていった。
  他国の人々からは、「ナポレオン様が折角、ご褒美をくれると言ったのに
  そんなチッポケナものを貰ってユダヤ人はバカだな」と言われた。
  しかし、ナポレオンはすぐに没落し、願いが叶ったのはユダヤ人だけだった。
  ユダヤ人を嘲笑した他の国の協力者は何一つもらえなかった。

  この小話は、欲張らずに すぐに叶えられる小さなことから着実に実践して
  いこうという教訓だ。それを何十年も繰り返せばいつの間にか大きな富が
  貯まっているはずという。
  他人に馬鹿にされても着実に手に入る日々の糧が一番大切なのだ

ユダヤ人というと シェークスピア「ベニスの商人」に出てくる高利貸しのイメージが
強くありますが、実際のユダヤ人はその様なイメージとは大きく乖離していたようですね。
本書にもありますが、ユダヤ人は金融業に携わる人が多かったようですが、それは人の
嫌がる仕事(金融業)につけば日々の糧に困ることはないことを知っていたようです。
そして、「借り手の生活権を侵害してはならない」「担保もとらない」
「貸し剥がしも貸し渋りもしてはなない」という厳しい戒律があったからこそ
小さな利益を何十年も何百年も手にすることで金融業で成功したユダヤ人は多い。
むしろ厳しい戒律のも 長年にわたって着実に利益を上げることができたのでしょう

そう考えると 改めてタルムードの教えって奥深いですね

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